あらすじ
とある6月の日。 突然の夕立に襲われた私は、びしょ濡れになって帰宅した。 家ではもうお母さんがお風呂を沸かしておいてくれていて、手早く服も脱ぎ去り、いざお風呂へ――と思った瞬間、お母さんの、叫び声がした。 「きゃー!」 驚いて、タオルで身体を隠すこともせずに声がしたほうを見る。 そこにいたのは、ずぶ濡れ泥だらけ、よく見てみれば傷だらけの痣だらけという、ボロボロの姿の弟と、その友達だった。 ――友達。 弟が何度も語っていた、毎日喧嘩ばかりしているやんちゃな同級生。 話こそ何度も聞いていたけれど、実際その子に会うのは初めてだった。 弟が時に苦々しく、時に嬉々として語っていた好敵手の少年は。 金髪碧眼の、美少年だった――。 美少年であるが故、色々と拗らせ歪んでしまった男の子と、明るく素直で優しく、しかし弟愛やら家族愛やらを拗らせていて実のところ面倒臭い性格をしている女の子の、年の差恋愛物語。 ※小学生と高校生が一緒にお風呂に入る描写があります。 ※直接的な性的描写はありませんが、ほっぺちゅー+αくらいの描写はあります。 ※作品後半、多少のファンタジー要素を含みます。 ※多少ではございますが、イジメのシーンや人が死ぬシーン、虐待シーンなどを含みます。その章には注意書きを設けますが、苦手な方はお気を付けください。