あらすじ
幼い頃から霊と交流ができるララは、社交界で『呪われた令嬢』と呼ばれ、忌み嫌われている。自分の体質のせいで両親に迷惑をかけたくない。その一心で婚約者からのひどい仕打ちに耐えてきた。 しかしある日、一方的に婚約破棄されてしまう。心に蓋をしても涙を堪えても、結局上手くいかなかった。これからは自分の気持ちを大切にしよう、と魔道具作りに励もうとした時、一つの依頼が舞い込んだ。 「――死んだ俺の最後の願いを、叶えてほしい」 依頼主はグラント公爵家の嫡男、テオドール。以前から面識のある仕事人間だが……現れた彼は、どう見ても半透明だった。 「仕事がしたい」 「正気ですか?」 いじわるなテオドールによって依頼を断れない状況に追い込まれたララは、彼が神の元に帰るまでの六十日間、願いを叶えることになる。 勇気を出してテオドールの職場、王立犯罪捜査局の門をくぐったのだが――。 これは【一途に愛した霊体令息×役に立ちたい霊感令嬢】が、互いを幸せにするために奔走し、二人だけのハッピーエンドを見つけ出す、半透明な物語。 *** ◇ 二十万文字ほどのお話です(完結まで書き上げ済み) ◇設定はオリジナル要素があり、ふんわりしております。