あらすじ
近代国家日本の暗部を抉る、四百年に一冊の危険な書。幻の家康論『史疑 徳川家康事蹟』の完全覆刻版+現代語訳。明治三十五年四月、村岡素一郎著『史疑徳川家康事蹟』は民友社(徳富蘇峰・主宰)から出版されたが、忽ちの内に絶版となった。『史疑』は、三百年にわたって日本を支配した徳川幕府の神祖家康の出自に隠された秘密を克明に跡付け、貴賤交替史観によって明治藩閥政府要人のいかがわしさを容赦なき筆致で暴き出し、幻想の近代国家日本の暗部を抉る。民友社から出版された本を初版のまま覆刻し、礫川全次による現代語訳を付す。