あらすじ

やせた狼は孤独だった。ある日、一匹のうさぎと出会う。お互いにひとりぼっちだった二匹は友達になった。 しかし、二匹は食う者、食われる者の立場だった。 狼はうさぎを食べる他の狼たちと自分は違うと宣言する。しかし、うさぎはそれは理に叶うことなのだと返す。 うさぎは狼に色々な話をする。物知りなうさぎを狼は尊敬していた。 狼は物知りなうさぎを食べようとする狼たちから守るため、うさぎを連れて冬の山に登る。かつてうさぎが話してくれたうさぎだけの世界、月に行くためだった。 しかし途中、事故でうさぎは傷をおってしまう。 獣としての本能に喉が鳴る狼だったが、そんなことをするわけがないと自分を叱咤する。 二匹は山で遭難してしまい、うさぎは自分を食べるように狼に言う。 狼は激しく拒絶するが、うさぎは以前、狼にたくさんの話をしたように狼を諭した。 やがて狼が年老いて死んだとき、月を見上げるように花が咲いた。あのうさぎのように真っ白な花だった。

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小説を読もう2014/12/18