あらすじ
私は生前、乙女ゲームの世界に転生した。
そう分かった瞬間、私は歓喜に震えた。
この世界は私が前世で愛読していた乙女ゲームの世界で、悪役令嬢としてヒロインをいじめて最後は断罪され処刑される運命にあると気付いたからだ。
私はその乙女ゲームが大好きで、何度もクリアーしたほどのファンだった。そしてプレイする度に自分が悪役令嬢となれるのがとても楽しみだった。もちろんヒロインを蹴落としても罪悪感など皆無である。だってヒロインが私の婚約者である王太子と結ばれるために私は悪役令嬢にならなければいけないのだから、私が悪役令嬢にならずにヒロインが王太子と結ばれてしまえば私の破滅は約束されてしまう。
そして前世での私は、乙女ゲームをクリアして幸せな結末を迎えたとき、心からの安堵と達成感を味わっていた。