あらすじ
東京という街はむせ返るように狭苦しい。 みんながみんな仮面を被って体裁を守ることに必死だ。 ボクはそんな自分が疲れてしまった脱落者。 蛾のように、近づけがたいお払い箱。 ネオンの明かりに集まって、盛って騒いでラッタッタ。 そんな自分に嫌気がさして、だからってどうにもならなくて。 ねえ、教えてよセンセ。ボクに翔び方を。 蝶も蛾も違いなんてないからさ。 男は自分の路を懺悔し、女は他者の選択に加担する。 どちらも愚かで滑稽さ。 獣にとっては何もかも。 この後悔も、焦がれも。 意味がないというのなら、こちらから願い下げだ。