あらすじ
父親同士の仲が良いレミアナとアルペリオは、幼少期からよく一緒に遊んでいた。
二人はお互いのことを兄や妹のように思っており、良好な関係を築いていたのである。
そんな二人は、婚約を結ぶことになった。両家の関係も非常に良好であったため、自然な流れでそうなったのだ。
気心のしれたアルペリオと婚約できることを、レミアナは幸いだと思っていた。
しかしそんな彼女に、アルペリオはある日突然婚約破棄を告げてきた。
「……君のことは妹としか思えない。そんな君と結婚するなんて無理だ」
アルペリオは、レミアナがいくら説得しても聞き入れようとしなかった。両家が結んだ婚約を、彼は独断で切り捨てたのである。
そんなアルペリオに、レミアナは失望していた。慕っていた兄のあまりのわがままさに、彼女の気持ちは一気に冷めたのだった。
そうして婚約破棄されたレミアナは、しばらくして知ることになった。
アルペリオがとある女性と交際しており、その女性にひどいフラれ方をしたと。
そんな彼は、レミアナに縋りついてきた。
しかし彼女は、それを切り捨てた。既に彼女にはアルペリオを兄として慕う気持ちなどなくなっていたのである。