あらすじ
「リスティアは聖女であるのに、なにも役に立たないな…こういう事態を解決するための聖女なのではないのか…」
「まったくですな。これでは彼女を婚約者として推した人々の責任も問うてしかるべきであると考えます」
リスティアは豊穣の聖女として、この国の繁栄を期待され王宮王子の婚約者として迎え入れられた。しかしその効果はどうにも目に見えて現れず、ただただ時間ばかりが過ぎていく事態を重く見た王宮幹部たちにより、こうして今後の彼女の境遇を決める秘密会議が開かれるに至ったのだった。
「そもそも本当にあの女は聖女なのか?私はそこから疑わしいと思っているぞ」
「そうだそうだ!もうこのままいっそ追放してしまってもいいのではないか!罪状は適当になにかつけて追い出してしまえ!」
犯人探しが過熱する中にあって、このような評価をされているという事をリスティア自身もまた気づいていた。そして彼女は自分に罪があると自分で自分を責めてしまい、最終的に自らの力を使って自分自身を封印してしまった…
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