あらすじ
「レミナ様、本当にここを出て行かれるのですか??」
心配と驚きが入り混じったような表情でそう言うのは、私の信頼する側近であるオグレス。
「オグレス、私はもう決めたの。心配してくれてありがとう、あとの事はよろしくね」
私がここを出る決意に至った理由は、様々存在する。その中で最も大きなウェイトを占めるのは…
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「レミナ、いつになったら仕事を覚えてくれるんだよ…そもそもこれくらい考えたらわかるだろう??」
見るからにご立腹な様子なのは、私に無理やり婚約を迫ってきた張本人のカサット。
「そ、それはカサット様が以前説明は不要だから手をつけなくてもいいと…」
「言い訳は聞きたくない。…女が男に言い訳をしようだなんて、本当にまともな神経じゃないな、君は…」
かつて自分が言ったことも覚えていない様子。…間違いなく私はこの人に言われた通りの事をしているというのに、その説明すら私には許されない…
「大体、君がきちんとした働きをしていてくれれば私もこんなに言葉を荒げずに済むというのに…そこのところ分かってるのか?自分が周りの人間を振り回していると…あーあ、私ならとてもじゃないが同じことはできないな。周りの人たちに迷惑をかけて自分は保身の言い訳を吐くなど、そもそも反省の姿すらない…」
自分がこの世で最も偉いと信じて疑わない彼。…それくらいでなければ無理やり婚約などしてくるはずもないか…
こんな会話が私たちの間には、毎日毎日繰り返されていた。私も最初は彼に自分で気づいてもらうと行動していたものの、結局途中で断念せざるを得なくなった。…であるなら、私がとるべき行動はひとつしかない。それゆえに私がたどり着いた結論が…
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「出て言っただと!!??」