あらすじ
スクールカウンセラーの雨宮典子は、母校である緑ヶ丘小学校に赴任した初日に、五年A組の神原愛瑠が屋上から飛び降りる現場を目撃してしまう。 人気者の神原を嫌うものは一人もおらず、自殺するような原因も見当たらない。警察による捜査の結果、神原の転落に事件性はないと判断された矢先に再び五年A組の生徒による転落事故が発生してしまう。 当事者の峯岸翼は自ら転落したと証言する一方で、クラスメイトからイジメられている事実を知った雨宮は一人事態の解決を図るべく奔走する最中――二十年前に起きた同級生の自殺と、切っても切れない〝ワラシベサマ〟の存在が神原愛瑠の転落に関係していることを知る。 同時期に学校外でも不可解な事件が立て続けに起こりはじめると、謎を追いかけていた雨宮の身にも危険が迫ることに――。