あらすじ
ことの発端はイギリス。首都ロンドンの市街地で突如として発生した陥没事故だった。以降もこの超常現象は世界各地で確認されるが、真相は不明のまま時は経つ。大穴の影響によって「魔力」という不思議な力が民衆に広がって間もなくの出来事である。1692年6月10日、かのセイレム魔女裁判にて一人の少女の実刑中に事件は起きた。死刑者が死なない。何度首を絞めようが、首を切り落とそうが、すぐに再生し苦しむ素振りすら見せない。人々は不死身の少女を「悪魔の子だ」と恐れ、罵り、こう呼ぶようになる。死してなおも人の存在(カタチ)に囚われた《亜人(トレイター)》と。
時は経ち現代。とある1人の男子高校生の物語が幕を開けようとしていた。春から高校生になった恵庭大翔(えにわ ひろと)は、入学時に受ける魔力値測定にて高い魔力を有していることが判明し、主催のITCO(国際亜人対策機構)から日本支部への招待を受ける。そこで待っていたのは亜人の抑止力的機関「八つの枢要罪」の一人であるサガミノラだった。財団から彼女との契約打診を受け、了承した大翔は主人(メシア)としての生活をスタートさせるのだった。