あらすじ
煌びやかな灯りがともされた、大きなホールに、一際大きく響く声が広がっていきました。 「モカ、君とは婚約破棄をさせてもらう。そして、俺はこの、ストロベリー=ラペチーノと婚約をする!」 ああ、これを聞くのにも、もう飽きてしまったほどの回数を私はループを繰り返して来ました。 「わかりましたわ。モカ=キャラメルは、この婚約破棄を受け入れますわ」 「え」 わたくしがあっさりと承諾いたしましたので、元婚約者様は拍子抜けしたような顔をなさっておいでです。 さて、忙しくなりますわね。わたくしはこの婚約破棄の瞬間に巻き戻され、五年後の二十歳の誕生日を過ぎたあたりで、必ず死んでしまうというループを繰り返しておりますので、今度こそはこのループ人生から抜け出したいものです。