あらすじ
2011年2月、大手外食産業「ニッタミ」の経営者でもあり現役衆議院議員でもある「我来賢一郎」が理事長を務める私立中高一貫校で、一人の女性英語教師「葛木美奈子」がパワハラを苦に自殺した。 残酷だがこの国ではごくごくありふれたこの悲劇はやがて誰からも忘れさられ、夫である「葛木恭矢」も姿を消すように消息を絶った。 その数年後、我来賢一郎の近親者が次々と陰惨な手口で殺害されていく。 警察は捜査の末、葛木恭矢を重要参考人とする。 だが恭矢の経歴にはあまりに不可解な点が多すぎた。 そして、恭矢の凶行が我来に及ぼうとした時 あまりに陰惨な彼の正体と、この平和国家日本国の暗部が浮き彫りとなる。