あらすじ
注)この作品は「罪深き町に鉄槌を」の続編です。
1972年、夏。
前田千尋は、北海道にある漁師町「日向町」に巣食う暗部を掃討し、平穏な日常を取り戻した。
だが、それは彼女の知らぬ間に、街全体に掛かる「呪い」を解き放つ結果を招いてしまう。
突如として「日向町」を襲った未曾有の大地震。
それにより発生した大津波は瞬く間に町を覆いつくし、「日向町」は1日にして地図から消えることとなってしまった。
時は流れ1998年。
26年前の大災害で海の底に消えた街の痕跡を取材する為に、地方テレビ局のクルーが現地付近までやってきた。
普段と変わりない、ただの1日になるはずだった彼らの運命は、取材活動中に起きた謎の出来事を切欠に急変してしまう…
それぞれの過去を背負い、まだ「生がある者」がそこで目を覚ました時。
彼らの目に映った光景は、真っ赤な空と赤黒い霧に包まれた、異質な「日向町」…
そして、「生を失った者」の成れの果てが蠢く異界の姿だった。