あらすじ

狼たちが葬儀をしている。 私が捨てた骨が見つかったのだろう。 ちゃんと、事故と判断されるように崖の下に置いたから。 喪主は誰だろう。 あんな残虐な狼の身内だ。きっとそれ相応の顔をしているに違いない。 あの時私は心の底からそう思って、葬儀の中心、棺の一番近くにいる狼へ目をやった。 それが間違いだった。 子どもだ。 一人、泣くこともできず、呆然と立ち尽くす幼い子どもがそこにいた。 あの狼には息子がいたのだ。 私はその時、初めてこの世の理不尽さを思い知ったのだ。

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小説を読もう2023/11/16
  • 現在の作品三匹のこぶた 〜数十年後、暖炉の前にて〜