あらすじ
大航海時代の末期 「えっ! わたしが交易船の船長をするの?」 15歳で社交界デビューしたばかりの伯爵令嬢セラフィーナに、突然舞い込んだ船長就任の話。 「お家存続のためには止む得ないんだ」 引き受けなければ家業が傾き、やがては没落もあり得るとはいえ、貴族令嬢が船長を務めるなど古今東西聞いたことがない。 最悪なシナリオ回避のために下した父親エドワードの苦渋の決断に、セラフィーナは「そんな大事なこと……」と打ち震える。 「美味しいからゼッタイに引き受けるわよ!」 残念ながらセラフィーナはふつうの貴族令嬢ではなかった。 これは、そんなじゃじゃ馬令嬢が交易船の船長となって、活躍したりしなかったりする海洋冒険譚である。