あらすじ
――レオル視点――
「カリーナ、今日はこんなものを買ってきたんだ。ぜひ君に似合うと思ってね」
愛しい愛しい妹である彼女に向け、紙袋で包装されたプレゼントを贈る。
「まあ、なんでしょう!」
丁寧に、いとおしそうに紙袋を開封する彼女。…そんな動作のなにもかもが愛らしくてたまらない。
「これは…アクセサリー?」
上品な手つきでアクセサリーを取り出すと、さっそく指につけて見せる彼女。
「…よく似合ってるよ、カリーナ。買ってよかった」
「しかし…私ばかりこんなにお兄様の愛をいただいていては、エアリアお姉様が嫉妬してしまいますよ?」
彼女はそう笑みを浮かべながら、どこか悪そうに言葉を発する。
「心配ないとも。エアリアはただの建前の婚約者で、僕が心から愛しているのはこの世にただ一人、君だけなんだから」
これは僕の本心だ。他の誰も、今の僕には必要ないのだ。
「まあ、そんなことを言って…私、本当にうれしく思いますわ…」
…僕らは手と手を重ねあうと、なにに引き寄せられるわけでもなく体を重ねあった。
――――
「た、大変ですレオル様!!エアリア様が!!」