あらすじ
「……ねえ、さすがにちょっとひどくない?」
え? と顔を上げたタクトに対し、マユミはさらに眉を顰めた。
「いや、前からあれ? って思ってはいたけどその食べ方さぁ……。
汚すぎない? うん、パスタだけど別にスプーンは使わなくてもいいよ?
でも犬みたいに顔をお皿に近づけて食べるのはさ……」
「ああ、スパゲッティね。パスタって言う派なんだ。またひとつ、俺の知らないマユミはっけーん」
と、タクトは口からパスタを一本垂らし、そう言った。
それに対し、「私はこれと結婚? 正気か?」と、マユミは思ったが素早く深呼吸をひとつ。