あらすじ
義妹のセリファには、誰かから魔力を送られないと体力が底をついてしまうという問題を抱えていた。私はそれに気づき、陰ながら彼女に対して魔力を送り続けてきた。…しかし当の本人は私を毛嫌いし、嫌がらせを繰り返す毎日であった。そんな彼女に旦那様も味方し、私は二人を助けている身でありながら孤立していっていた。
「婚約破棄、ですか…?」
「そうだ。これまでの君の行いを鑑みて、僕が直々に決断した。家族でもあるセリファの事をいじめるだなんて、とても正気の人間のやることだとは思えない。…ここまで彼女は我慢していたようだけれど、僕はもう我慢できない。大切な妹をいじめる婚約者など、僕には必要ない。今すぐに僕たちの前から消えてくれ」
「し、しかしそれでは」
「うるさい!!言い訳なんて聞きたくないんだよ!どうせ気持ちを改めるからやり直させてくれとでも言いたいんだろう?甘い事を言うんじゃない!」