あらすじ
「セリフィーユ…その指輪一体どうして…」
妹のセリフィーユが自身の指にはめている指輪は、間違いなく私が以前紛失したものだ。…いや、紛失したというよりも、半ば強引に何者かに奪われたというのが正しい表現…
「さあ、何のことでしょう。…カリスお姉様、疑い深くなっているのは仕方がないかもしれませんけれど、実の妹を疑うだなんてどうかしていますわ」
「じゃ、じゃあ指輪の裏にあるイニシャルを」
「はあ…もう付き合ってはいられません…私はお先にお部屋に戻らせていただきます」
私の言葉に返事をすることなく、そそくさと彼女は私の前から姿を消してしまった。
「…間違いない…あの指輪…間違いなく私の物…」
あの妹は以前から、自身が自身が欲しいと思った私の物を、片っ端から奪って行った…今回もまた、同じ手を…
『まったく、バカな姉だわ♪…これからも、ぜひその調子でいてくださいな♪』
――3か月後――
「あなたには、本当に感謝しているわ」
ベッドの上で横たわるセリフィーユに向かい、私はそう言葉をかける。