あらすじ
《「推しメン」原案小説コンテスト応募用短編作品》 ※受賞には至りませんでしたが、最終選考まで進み、受賞候補作に選んでいただきました。ありがとうございました! 【あらすじ】 舞台は妖魔が跋扈する日本。国は妖魔やあやかしへの対策機関として陰陽省および、『あやかし公安局』を創設する。 多くの謎に包まれたその組織の中には、妖魔討伐を担う特殊部隊――妖魔討伐隊――が存在し、主人公の紫ノ宮《しのみや》ヨウは、中でもトップクラスの猛者たちが集う『零番隊』へ配属される。 憧れの討伐隊配属に胸を弾ませて隊本部に足を踏み入れた紫ノ宮だったが、彼を待ち受けていたのは、まるでトップチームのメンバーとは思えないちょっと変わった隊員たち。拍子抜けしたのも束の間、ひとたび妖魔討伐命令がくだると彼らは抜群の戦闘力・処理能力で任務を遂行し、紫ノ宮を圧倒する。 それもそのはず、彼らの正体は半妖で――。 憎むべき仇・あやかしがチームメイトとなり困惑する主人公。待ったなしの波瀾万丈な隊務生活が今、幕を開ける。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【主要キャラクターの概要・設定】 ※以下はコンテスト用に作成しているため、ネタバレがあります。閲覧にご注意ください。 ↓↓↓ ◆紫ノ宮《しのみや》ヨウ ♂ 茶髪茶瞳。どちらかというと犬系男子。片耳に小さめの陰陽太極図のようなピアスをつけている。 主人公。妖災孤児で、討伐隊員の養成を担う〝陰陽寮〟出身の18歳。幼い頃、両親を妖魔に殺され、親代わりだった唯一の肉親である姉もあやかし(鬼)に殺され、心底妖魔やあやかしの存在を憎む。 由緒正しき陰陽師家系だったが、なぜか本人にはその素質が乏しく、『封印術』しか操れない落ちこぼれ。 しかし様々な理由があって異例の零番隊入隊を命じられる。 持ち武器は紫ノ宮家代々に伝わる「禁断書」と、へっぽこ式神。一応、護身用に警棒をつがえてはいるが戦闘センスは皆無。 日々マイペースなメンバーたちに振り回され、時にぶつかりながらも国を守る隊員として、術者として成長していく。 ◆鬼良《きら》リョウマ ♂ やや長めの黒髪、黒目、無愛想。いつも気だるげ。細身だが筋肉質。21歳。 持ち武器は妖刀(日本刀)。零番隊隊長。元は一番隊隊長で、実弟も一番隊隊員だった。ある任務中、鬼に喰われた弟を助けようとして叶わず、不本意にも鬼と融合し半妖へ。 弟を殺した相手(鬼)が自分の体に入ってくるという最悪なパターンに嫌悪感を抱きながらも自分ではどうすることもできず、懊悩の末に鬼という至高の妖力・戦闘力を自分のものにして妖魔を討ち滅ぼすことを決意。 以降は半妖専門の零番隊に異動となり、日々隊務にあたりながら人間に戻る方法を模索している。 紫ノ宮に敵視されるも、自らも鬼を憎んでいる背景があるため彼の言動には一定の理解を示し、何も言わず生温かい目で見守ることにしている。 ◆雪村《ゆきむら》ナツメ ♂ 19歳 銀髪、王子様系の整った顔立ち。全体的に色素が薄い。寡黙でクール。 元は一番隊の名狙撃手で持ち武器は妖銃。心優しい雪男との半妖で、氷、雪属性の妖術を操ることができる。 人間に戻る方法を模索するメンバーが多い中、彼は納得して雪男と共存しているタイプで、半妖である点を除けば唯一常識的かつまともな隊員とも言える。普段は本部や寮の片隅で一人黙々と読書している。 ◆天崎《あまさき》メイサ ♀ ⇄ 天狗:ハイド ♂ メイサ: 髪色はアッシュグレーでロング、色白で華奢で凛とした美女。19歳。特技は空手、持ち武器は妖刀(苦無)。 天狗との半妖のため黒い翼を生やし空を飛ぶことができる。 元は三番隊隊長で、優れた呪術の使い手でもあったが、討伐中に天狗族の男/ハイドに体を乗っ取られ、奇妙な心身同居生活を送ることになる。 ある限定した条件下で天狗・ハイドの人格・外見に変貌する。基本は丸ごと入れ替わるが、ごく稀に外見はメイサのまま人格や能力のみハイドに変わる場合もあり、悪意で色情的な動きをされては周囲に小悪魔と称されることも…。 よく独り言をぶつぶつと呟き誰かを罵っているが、九割がた内部のハイドと揉めている模様。 ハイド: 天狗族頭領一家の第二継承者。本名は烏丸灰十(からすまはいと)。強い妖力を持ち、優れた柔術の使い手でもあるが、基本は面倒くさがりで口悪し性格悪し素行悪しの三拍子揃った悪魔のような男。長身で筋肉質。無造作に伸びた黒髪に切長の紅眼、黒羽根のついた着流しを着ている。 ◆八神《やがみ》 シュウヤ ♂ 22歳。長身黒髪の黒縁メガネ。見た目や口調は穏やかだが残酷無慈悲な性格で腹黒。 死神との半妖。元々、あることで死を迎える予定だったが、迎えにやってきた死神の体を乗っ取るような形で半妖に。 半妖生活を楽しんでる鬼畜。持ち武器は妖刀(大鎌)。 ◆狐原《こはら》 ソウシ ♂ 20歳。やや伸びたグレージュ系の髪をハーフアップにしている。切長で涼しげな瞳。局内の女子に人気のイケメンだが、爽やかな表情の割にかなりの毒舌家で近寄り難い空気を発している。飄々としていて掴みどころがない。 天狐との半妖。幼い頃から半妖であることを徹底的に隠してきたため、いつの間にか自分の本心を他人に曝け出せなくなってしまった。 圧倒的霊力と天才的な戦闘センスでトップへ上り詰めてキラの後任として一番隊隊長を務めていたが、半妖であることが露呈し、零番隊へ異動となる。 持ち武器は妖刀(二刀流)。実家が紫ノ宮家とライバル関係にある陰陽筋のため、ことごとく紫ノ宮のことを目の敵にしている。 (おまけ) ◇影山 マモル ♂ 大義名分は零番隊施設および寮管理人。 実際は陰陽省から派遣された半妖の研究者で、監視役でもある。 自他共に認める妖怪オタク。 正真正銘人間。根暗だが頭脳は明晰。