あらすじ
その日、王女シャルロッテは処刑された。
聖女が現れなかった彼女の祖国は荒廃し、隣国に攻め滅ぼされた。
処刑当日の朝、謎の兄妹が牢にいるシャルロッテのもとを訪れた。
「あなたが聖女です」
そう言って妹はシャルロッテに薬を飲ませて、その体を自分と入れ替えた。
歓声をあげる兵士の中に紛れていたシャルロッテが、処刑されたその自分の姿を見て声にならない悲鳴を上げた。その横で涙を流しながら兄が呟く。
「違う、あれはお前じゃない。――――あれは俺の妹だ」
妹は、失われた聖女の力を取り戻すため身を捧げた。そして兄は、妹の体に宿った王女シャルロッテの魂と、贖罪の旅に出る。