あらすじ
「あ~あ。言っちゃいましたね」 告白の返事の一言目は、予想外の言葉であった。 まるで英語禁止ゲームで英語を言ってしまった時のような軽いセリフだった。 電話越しに彼女は続けて言った。 「告白ってしたくなっちゃうもんなんですか?」 僕は、答えることはできなかった。頭が真っ白になったからだ。ただ、理解していることは勇気を出した告白に望んだ返事がこないということだった。 「先輩とは長く友達でいられると思ってました。恋人になったらいつか別れがくるじゃないですか、だから長くお友達で居たかったです」 東京でも雪が降り始める季節、僕は失恋をした。