あらすじ
『メルディアは、マスターのことを愛しているのでしょうか?』 絡繰り人形という名のアンドロイドが戯曲の壇上にあがるようになり十余年。 戯曲演者をする一方で人形技師としても名高い芸術家のハインリヒ。 彼の作る絡繰り人形は、『世界で最も人間に近い』と呼ばれていた。 精緻な関節と肢体。世にも麗しい宝石のような眼球。 至高のマリオネット、メルディアは、世界で最高の戯曲女優。 精巧に組み込まれた最高の演技力と人ならざる卓越した美貌。 彼女に唯一足りないものは――『心』だけだと謳われていた。 そんな彼女が、ある日『心』を手に入れた。 その、恋の行方は――?