あらすじ

俺の家は代々“見える家系”で死ぬほど幽霊に囲まれて生きてきたし、幼い頃から幽霊と生者の区別がつかないほどで慣れてはいる。 だが……いま、困った事になっている。 毎朝、俺の隣に座ってくるめちゃくちゃ可愛い幽霊が現れた。 なぜ幽霊だとわかるか?ってそりゃ、ガラガラの電車なのにわざわざ隣に座り、電車を降りても隣を歩いて着いてくるのだ。 学校に着くと幽霊は俺の背中を見つめ、校舎に入れば去っていく。毎朝の日課が1ヶ月続けば、もう左右の腕に数珠を2つずつつける始末。 (怖い、可愛い、怖い、可愛い……、いや、普通に怖いわ!) 目を合わせないのは基本。 可愛くても悪霊かもしんないし。 徹底無視と数珠が俺を守ってくれるはずなのに……。 「ふふっ。なんだか恋人みたい……ぁっ」 「…………」 (いいいいやぁあああ!! ナム南無ナム!) これは、痴漢から助けてもらったと勘違いしてお礼を言いたいけど声をかけられず、付き纏っているうちに好きになってしまった人見知りのハーフ美女。 そして、その子を幽霊だと信じ込んで無視を決め込んだ男が彼女が生者だと気づき、斜め上の恋を始める物語。

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カクヨム
カクヨム2023/09/18
  • 現在の作品痴漢から救われたと勘違いしたハーフ美女×幽霊だと信じ込んで無視を決め込む男