あらすじ
ノインライト王国第六王女、エルーシア。 この国では王族のみに与えられる異能『祝福』というものが存在するが、エルーシアに与えられたのは『死の祝福』だった。 触れた植物を枯らし、愛らしい小動物でも触れただけで命を奪い、彼女が通った後にはひとひらの花弁さえも残らない。 大地を殺し命を吸い尽くす、恐ろしい力。 実際はそれほどの能力ではないのに、偶然の不幸続きで人々からは死神と呼ばれ恐れられているエルーシアだが、ある日突然彼女の結婚が決まったと国王から告げられる。 嫁ぎ先はクラルヴァイン辺境伯家。 クラルヴァイン領は七百年前の魔族との戦争による瘴気が未だ深く漂い、世間では呪われた土地と称されている場所だ。 人々から嘲笑される中、辺境伯家へ向かうエルーシアだったが、辺境伯領に来てからエルーシアの能力がある変化を遂げて……? *「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト応募作品です