あらすじ
アンバーは困り果てていた。 裁判官に理由を聞かれても、恥ずかしくて説明できないから。 結婚からちょうど一年を迎えた今日、彼女は裁判所に出頭していた。 結婚契約で定めた義務が果たされていないと、裁判所に呼び出されたのだ。 契約で課されたアンバーの義務は『夫を溺愛する』こと。 その見返りは没落した実家の支援。 義務を果たせなければ即離婚。 この結婚はそういう条件だった。 でも今さら離婚なんて、アンバーには考えられない。 なぜなら実家の支援など関係なく、夫のランクスを好いてしまっていたから。