あらすじ

「⋯⋯あんた、もう人生充分幸せだっただろ? こうやって殺しの依頼を出されるくらいには」 16歳にして、殺し屋稼業に精を出す少年がいた。 新しく入った依頼は、超大手企業千石グループの社長令嬢である千石楓の殺害。報酬は10億円。 普通の高校生、綾野湊音を名乗り学校に潜入して殺害を試みようとするが⋯⋯ 「そう。私、幸せだったのね」 学校ではいじめられ、家では父から異常な教育や虐待を施されている楓は、幸せの形を知らなかった。 それを目撃してしまった湊音は、どんなに楓が隙だらけでも、無垢な彼女を殺せなかった。 「お前が笑顔を見せた瞬間、殺すからな」 「そう。わかったわ」 湊音は楓を遊園地に連れて行ったり、海に連れて行ったり。 楓はすでに何度も笑顔になっているのに、湊音は彼女を殺せなかった。 これは、普通の幸せを知らない2人の話。

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カクヨム
カクヨム2022/09/03
  • 現在の作品今日も君を殺せなかった