あらすじ
「あなたがいる。妹のリエリがいる。…それで、そこに私の居場所は…」
「大げさなんだよ君は。少し僕がリエリと仲が良いからと言って、どうしてそんな風にしか考えられないんだ?よく考えてみろ?それなら僕は君ではなく彼女を選ぶはずだろう?しかし現実に僕が選んだのは彼女でなく君だ。それはつまり君に対してほかならぬ愛情を僕が持っているからであって、そこに嘘偽りはないだろう。…説明しないと分からないのか?」
「事はそんなに簡単な事ではないと思います…私よりも接する時間はリエリの方が多く、投げかけられる言葉の内容も雲泥の差があります。一時も無駄にしたくないという様子のあちらの関係に対して、私の方は」
「ああもううるさい!!!そういうところじゃないか!!そんなことだから妹のために利用されるんだよ!!」
そらでた。それがやっぱり本音だった。私との関係は建前にすぎず、あくまでご自分の本命は妹のほう。しかし直接妹に気持ちを伝えるのは勇気が出ないから、なんとも思っていない私を経由して妹とつながろうと考えた。…これだけの事実を前にこの人はまだ言い訳を繰り返すらしい。言葉を返せば、そういうところではないだろうか?