あらすじ

この物語は失った少女の魂を追い求め望まぬ永遠を手に入れた青年と、必ず18歳で死んでしまう少女の物語。



『リーベンデイルの生きた人形』 それは、奴隷制度のないこの国で、愛玩用に売買される美しい愛玩奴隷の隠語だ。
伯爵令嬢と王家の影、二つの顔を持つアリシティアは、お姫様の罠にかかり、闇オークションでリーベンデイルの生きた人形として競売にかけられてしまう。

そんなアリシティアを救い出したのは、アリシティアを嫌っている、彼女の最愛で最悪の婚約者、ルイスだった。


アリシティアは今流行りの、小説の世界への転生者で、小説の中の彼女は名前が出た時点ですでに死んでいる、モブ中のモブ。しかし、彼女にとっては、それはたいした問題ではない。

1年後に死亡予定の彼女にとって、何よりも重要なのは、この物語のクライマックス、王太子暗殺事件だった。

その事件では、アリシティアの大切な人達が死ぬ。そしてルイスもまた、彼が恋するお姫様をを庇って死んでしまう。

小説ではお姫様に一途に恋するルイス。しかし彼の設定欄には『10歳から婚約者がいる』と書かれていた。

一途どころか、不誠実極まりない。…と思うのは、世の乙女としては仕方の無い事だろう。
けれどルイスの婚約者は小説には一切登場しないし、その存在を匂わされる事すらない。

ルイスが死ぬ時ですら、その存在を思い出しても貰えない。名前すら出てこないルイスの婚約者。彼女は多分作者にも、この世界にも忘れられた存在だ。

───── だったら、誰がルイスの婚約者になっても同じじゃない? 

などと、8歳のモブ、アリシティアは考えた。そして早い者勝ちとばかりにルイスの婚約者の地位を、どこの誰とも分からない本来の婚約者から奪い取った。

けれど、彼女が10歳のある嵐の日。アリシティアはルイスに嫌われ拒絶され、忘れられた婚約者となってしまう。

そして小説通り、ルイスはお姫様に恋をした。
アリシティアは全ては予定調和だと諦める。

婚約者に嫌われているアリシティアは、自分の未来を諦めて、ただルイスの幸せを願い、物語の結末を変えようとする。

そして知らぬ間に、物語の中に隠された真実へと近づいていった。

R18のシーンには、【R18】マークをつけています。
※マークは、改定前の作品から変更した部分です。
SSとして公開していたシーンを付け加えたり、意図をわかりやすく書き直しています。

頂いたコメントのネタバレ設定忘れがあります。お許しください。



誰の目から見ても、完全なハッピーエンドにはならないと思いますが、それぞれが未来へと続く終わり方になると思います。


11月2日 ホットランキング2位
ありがとうございました。
※このお話は、2022年6月に公開した、『モブで悪女な私の最愛で最悪の婚約者』の改訂版です。

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アルファポリス
アルファポリス2022/10/30
  • 現在の作品余命一年の転生モブ令嬢のはずが、美貌の侯爵様の執愛に捕らわれています