あらすじ
「以上が君へ伝えるべきことだ。何か聞きたいことはあるかな?」
「はぁ…」
いきなり私を自室へ呼び出してきたかと思えば、告げてきたのは婚約の破棄…
しかもそれだけではなく、相手がすでにいるというのだから全く驚かされる。
さらにその相手と言うのが…
「エリナは僕が幸せにして見せるとも。姉の君の名に誓って、それは約束しようじゃないか」
エリナと言うのは、血のつながった正真正銘私の妹。…そんな妹との婚約を本気でするつもりらしい。
私はため息と呆れを同時に感じ、一応彼にその旨を告げてみる。
「あの…悪い事は言いませんので、あの子との婚約はやめておいた方が…」
しかしすでに夢中になってしまっているこの男に、そんな警告が伝わるはずもなく…