あらすじ
「聞きましたかテヘラ将軍…旦那様がまた婚約者のフィーリア様を放って、幼馴染のセンシナ様の元へ向かったと…」
「やれやれ…これでもう何度目でありましょうか…私たちからは何度も注意の意を申し上げているのに、やはり旦那様には響いていない様子ですな…」
「このような事が今後も続けば、フィーリア様との関係はどのようになるか、想像に難しくないというのに…半ば強引な形で婚約を実現した我々としましても、この状況は大変によろしくないですなぁ…」
穏やかではない会話を繰り広げる二人の人物は、問題視されているカイザーの臣下たる二人である。彼らは自身の権力を盤石とするために、カイザーの婚約者を擁立する立場を利用してフィーリアとの婚約を推し進め、それを実現した報酬と言う形で今後を約束されていた。…しかし今になって幼馴染の方へとなびいている彼を見て、現状を憂いているのだった。