あらすじ
「醜くボロボロになってしまった君を、私はもう愛せない。だからブランシェ、さよならだ」
そう告げられて魔塔で働く平民のブランシェは、男爵家嫡男のエクトルに婚約を破棄された。
それは親が決めた結婚相手だったけれど、ブランシェはエクトルが好きだった。
エクトルもブランシェを好きだと言っていた。
魔塔で働く平民のブランシェ。
男爵家嫡男だったエクトル。
二人を繋いでいたのはお金。
でもブランシェの父親が事業に失敗し、持参金の用意すら出来なくなって。
別れまいと必死になって働くブランシェと、婚約を破棄したエクトル。
家同士の利益のみで決まった結婚。
その利益が損なわれれば、破談になっても致し方ない事。
そしてエクトルには新しい貴族令嬢の婚約者が出来て。
ブランシェにも父親が新しい結婚相手を見つけてきた。
だけどそれはブランシェにとって到底納得のいかないもの。
そんなブランシェに契約結婚しないかと、職場の上司アレクセイが持ちかけてきて……