あらすじ
要再犯抑止凶悪犯罪者収容施設…、通称「町」。それは、人道博愛主義で死刑廃止を訴える淀川団体が運営する刑事収容施設である。会長である淀川は、「従来の懲役刑や死刑は文明人たる人間の敗北宣言に他ならず、環境を整えるなど人道に基づく処遇を行うことで犯罪は撲滅できる」と考え、その仮説を実証するため、PFI(Private Finance Initiative)=刑務所事業に参入した。集められたのは再犯の可能性が強い凶悪な犯罪者たち。淀川は試験的な刺激として一般人である「参加者」を投入、ミッションを課し、故意に町の住人に接近・交流させることで結果を取得し、自分たちの主義・主張の正しさを実証するための資料にしようとしていた。