あらすじ

「ありがとうございますお兄様。あのままでは私の行いが全て表に出てしまうところでした。ネイラの言葉を全てもみ消した頂いたこと、感謝していますわ」

 そう言葉を発するストーリア。そして彼女が会話をしているのは、彼女の兄であるディレインだ。

「愛する君のためならなんだってやるとも。しかしネイの奴、僕が圧力をかけたおかげで誰にも信じてもらえなかたらしい。笑えて来るな全く(笑)」

 二人は共通してネイラを虐げていた。どこか色白で華奢な体型の彼女がストーリアは気に入らなかったらしく、彼女が気に入らない人物をディレインが気に入ろうはずもなかった。主に嫌がらせを行っているのはストーリアの方であるが、時折このように彼女が不利になるような事態が発生した時には、ディレインがストーリアをかばっていろいろな人たちに圧力をかけて封殺していた。

「さあ、次は何をしてあげようかしら。塗料を使うのも虫を使うのももうやってしまったし、あとは何があるかしら」

 そう楽しそうに言葉を連ねるストーリア。そしてそれを見守るディレイン。この状態が今後も続いていくと二人は確信していた。
 しかしある事実をもって、勢力は反転し二人は絶望することになる。

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