あらすじ
「お兄様、またセフィナお姉様が私のせいにするんですの…もう何度も私は違うと言っているのに、全く聞く耳を持ってくれなくて…お兄様から言っておいていただけませんか?」
「そうかそうか、それは大変な思いをさせてしまってごめんね、リーテル。…これまでにも何度も注意しているのに、どうしてその素行を改めないのか…まぁリーテルが可愛らしくて嫉妬してしまうからこその行動なのだろうけど、こうも続けられては許すものも許せないな…今日という今日はすこしきつめにいうことにしよう」
この兄妹の間には、毎日のようにこのような会話が繰り広げられていた。婚約者である二人の間にその名にふさわしい関係は繰り広げられておらず、現実にあったのはただ妹に溺愛する兄の姿のみであった。
しかし、この男の考えが実現することはないのであった。なぜならこの時もうすでにセスフィナは…
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