あらすじ

高校一年の冬。俺、鷺谷翔也は憧れだった三峰先輩と…あまり公にはできない爛れた関係を結んだ。クズな俺は家族が死んで壊れかけた三峰先輩につけ込んだのだ。 そして迎えた新学期、俺は三峰先輩に学校の屋上に呼び出された。十中八九、告白。俺の望んだ結末だ。…なのにどうしてか胸騒ぎが収まらない。 屋上へと向かった俺は一面に染まる雪化粧と降り積もる雪の中で佇む先輩を見て、この光景が有名なゲームのワンシーンだということを思い出す。 この世界は、平成中期に一世を風靡した恋愛アドベンチャーゲーム「深淵」であり、鷺谷翔也はその世界の住人である。 鷺谷翔也に内在する「俺」は「深淵」を何度もプレイしたプレイヤーだ。記憶は曖昧だが、三峰秋√が最悪のバッドエンドで終わることは知っている。 その記憶を頼りに、俺は最悪のバッドエンドを避けるために行動する。 しかし、規定された√を変えようとする俺に襲い掛かるのは不測のイレギュラーだった。義理の妹、友人、後輩、その誰もが心に闇を抱えていることを知る。 俺は数々の世界線を渡り、何度も異なる最悪の結末を見せられて絶望の淵に立つ。どんな世界でも三峰秋が死ぬことが運命づけられていたことを知る。 俺が選んだヒロインの三峰秋は死ぬ。 それを知って尚、俺は—鷺谷翔也は足掻き続ける。

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カクヨム
カクヨム2023/02/16
  • 現在の作品【鬱ゲー】バッドエンド√を避けるため、壊れかけの彼女と距離を置いた