あらすじ
2025年、大日本帝国は軍政のもとにあった。民主化のために一斉蜂起を計画していた地下組織が軍によって壊滅に追い込まれ、一員だった新井浩は恋人の玲奈や数名の仲間とともに収容所に入れられる。そこでは秘密の実験が行われており、浩たちはその実験台にされる。実験とは並行世界に送り込まれることだった。 並行世界を訪れるたびにその世界との量子相関が強まって滞在時間が伸びていく。さらに、そのせいで並行世界を五回訪れた人間の九割が廃人となり、一割は行方不明になっていた。浩はその一割が並行世界で生き延びているのではないかと考え、その可能性に賭ける。 「第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」応募作品です(一次選考通過)