あらすじ
僕こと光太郎(こうたろう)と甲賀(こうが)は幼馴染である。 甲賀は何かある度に僕に相談してくる。僕はその相談に対して珍妙な応えをするのが通例だ。 だが。それで案外物事は回るから不思議なもんだ。 僕と甲賀のコンビは小学、中学、高校、大学、社会人と続いていく。 生まれた頃からの付き合いだから、もう20数年に渡る。 だが。ある年。ルームシェアをしていた僕たちは分かたれる。 甲賀が●賀への転勤辞令を受け取ったのだ。 僕たちは引っ越しに当たって不思議な気分になる。 まるで半身を分かつような気分になったのだ。 引っ越ししてから数年。彼とコンビを解消してから数年。 甲賀と連絡が取れなくなる。 甲賀の母親から連絡が来てないか問われるが、僕の元にはなんの連絡もない。 これは拙いかも知れん、という甲賀の母の言葉を聞いて。 僕は甲賀の住む佐●に行くが―