あらすじ

自分のことが嫌いな風見春陽は高校2年になった。 黒髪で目元まで隠れた長い前髪に、黒縁眼鏡の彼は、周囲から根暗な陰キャと認識されていた。 学校生活を平穏に過ごすため、春陽は目立つ人物とは関わらないようにしてきた。 1年の時もそれで1年間平穏に学校生活を送れた春陽は、2年でも同じように過ごそうと決めていた。 2年のクラスでは春陽にとっての要注意人物は3人。 白月雪愛(しらつき ゆあ) 新条和樹(しんじょう かずき) 佐伯悠介(さえき ゆうすけ) しかし、そのうち一人は同じ中学の知り合いで…。 ある日、バイト先から買い出しに出た春陽は、 男に絡まれている雪愛を助けた。 ここからすべては始まった―――。 バイト中の春陽は学校とは別人のような風貌で、 ハルと呼ばれていた。 男性が苦手との噂の彼女は春陽とは気づかず、なぜかハルに近づいてくる。 「私はもっとハルくんと仲良くなりたい」 雪愛と話す陰キャな自分を想像し、周囲の反応の怖さから嫌がる春陽。 春陽は、どんどんと自分の理想である平穏な学校生活とかけ離れていく。 なぜ自分のような人間がクラスの中心にいるような人達と、と戸惑いを隠せない。 さらには、関わっていく人間は同じクラスに留まらず……。 春陽の学校生活が動き始めたとき、それぞれの思いも動き始める―――。

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