あらすじ
「私は愛されていなかったのですね」
「何を言うか。私が心の底から愛してやっているではないか。そんなことも理解できないのか?」
乱暴な口調を抑える様子のない旦那様。こんな態度で接せられて、誰が愛されていると考える者だろうか。
「いい加減、自分中心の考え方はやめろ。イライラして仕方がない。…それともあれか?自分が相手にされないから嫉妬しているのか?お前今年で何歳になるんだ…そんな子供のようなことはもうやめてくれ」
禁句ともいえる言葉を惜しげもなく並べ立て、私の感情などなんのそのと言った様子。…もとより政略的な婚約関係、期待なんてしてはいなかったけれど、ここまでひどいものだとは思っていなかった。