あらすじ
王族が神殿に囲い、聖女や神官の地位を与えて庇護するフォンタール子爵家。 その正当な血筋を継ぐ者たちは、救いを求める相手にどんな深い切り傷があっても、どれだけ血を失っていても、即死でなければたちどころに治してしまう「癒し」の力が有った。 だが、一族の中でエリーゼ・フォンタールだけは、力を引き継ぐことがなかった。彼女は社交界では「遺骸と褥を共にするネクロマンサー令嬢」と揶揄されており、その噂は王国中に知れ渡っている。 「わたしは同衾なんかじゃなく、まず恋がしたいのよ―――!」 お陰でまともな恋の一つも出来ないエリーゼは、今日も心の中で血を吐く叫びを上げるのだった。 そんな彼女が、隣国との架け橋となるはずだった、とある貴族の殺害容疑をかけられ、強引な裁判の末に有罪の判決を下される。冤罪を訴える声はどこにも届かず、何故か暗殺者らにも執拗に狙われることとなったエリーゼだが、今回の事件の真相を追う「死神騎士」との偽装(?)結婚により、保護され、新たな人生を歩み始める。 新天地での自分の居場所を掴み取り、出来ることなら冤罪も晴らしたい! パワー溢れるエリーゼが幸せを手に入れる物語。 ーー果たして事件の真相や如何に!? ※残酷描写は念のためです(,,ᴗ ᴗ,,)ペコリ