あらすじ
ルピカは呪術師の長月家のもとで働いていた。 けれども、禁書を見てしまい次期当主の獅乃(しの)の手によって処分されてしまう。 瀕死の重傷を負ったルピカは、死の間際に「夢」を見た。 夢の中には、白珠(しらたま)と名のる美しい少女が血を流して泣いていた。 生きるため、ルピカは禁術を使って魂を白珠の体に移ことに成功する。 以来、一つの体でルピカと白珠の共同生活が始まるが、白珠は獅乃の弟である瀬乃(せの)に嫁ぐことをルピカは知る。 呪医を家業とする瀬乃の元には、呪いを解いて欲しい人や誰かを呪いたい人がやって来る。 守護の術が使えるルピカと 人の夢を渡る力を持つ白珠。 琥東国では、女は人を呪う存在として蔑まれていた。 女は、能力をみせびらかしてはいけない。 女は、夢を見てはいけない。 けれども瀬乃は、彼女たちの能力を認め「夢見師」としての仕事を与える。 眠りから醒めない呪いにかけられた婦人を助けるべく、ルピカと白珠が夢の中で、呪いを解く。 そして、ルピカがまだ生きていることを知った長月家は——。 長編化する際、新婚旅行編と続きます。 人々が心の中に抱える「呪い」や知らない間に自分自身でかけてしまっている「呪い」から自由にすることが、テーマです。