あらすじ

「でさー! アイツが――」 真一が木造二階建てアパートの友人の部屋に上がってから、およそ二十分が経過した。 手に持っているビールから泡が消え去り、もう飲む気がないにもかかわらず お守りのように大事に握っている。 その真一が違和感を抱いたのはいつ頃からか。 コンビニでビールとつまみを買い 夜道を二人、ご機嫌に歩いてこのアパートの前に来た時か。 ここが我が家だ! とやたら嬉しそうにしていた友人がその後ドアを開け 誰もいない真っ暗な部屋の奥に向かって「ただいま」と言った時か。

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小説を読もう2023/09/07
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