あらすじ
「シャルルはこんなにも可愛らしいのに、どうしてあなたは彼女のようにできないの?」
「お母様、そんなことを言ってはお姉様がかわいそう。私は生まれつきの才能があるからできているだけで、それがないお姉様に真似をしろと言うのは酷な話よ」
「はぁ…シャルルったらまたそうやって…まぁいいわ。どちらにしてもこの先困るのはあなた自身なのだから、きっちりしなさいよ、ユリア?」
こんな会話が繰り広げられるのは、今に始まった話ではない。子供のころからシャルルは私と違って可愛らしく振舞う事が得意で、まさに男性を喜ばせることを得意とする性格だった。一方で私はどちらかと言えば内気で、どうがんばってもそれをまねすることはできなかった。そして周囲の人間もシャルルのようにあるべきだと私に強要して、今日に至るというわけだ。