あらすじ
王立学院の卒業パーティーで婚約を破棄された過去を持つ子爵令嬢・エレンデル。心に深い傷を負った彼女は、実家に引きこもって架空のジュエリーの絵を描き続ける毎日を送っていた。しかし、その絵が宝石をこよなく愛する大公・ケスターの目に止まったことで、エレンデルの人生に転機が訪れる。彼女の絵を独占し、自身のジュエリーブランドで再現したいと願うケスターから求婚されたのだ。押し切られるまま結婚したエレンデルは、彼の後ろ盾を得て新たな人生の第一歩を踏み出す。——これは、のちに〝モダンファッションの女帝〟と呼ばれることになる伝説のジュエリーデザイナー・エレンデルの恋と成り上がりの物語である。