あらすじ

あらすじ:
 "ハナちゃん"という愛称で呼ばれる中学2年生の女の子は、多忙なパパと東京で2人で暮らし。香川に単身赴任中のママも仕事の忙しさから殆ど連絡をくれず、彼女はいつでも寂しさを感じていた。
 そんなハナちゃんに、ママは香川で夏休みを過ごすことを提案する。夏休みの初日、香川で久しぶりにママと再会したハナちゃんは、ママの親戚である20代半ばの青年、”アオイおじさん”を紹介される。アオイおじさんは古民家でカフェを経営する傍ら、風景画を描いて暮らしていた。ハナちゃんはすぐに、穏やかで気さくでパパに似た彼に好意を抱いた。ママが仕事に行っている平日の昼間、ハナちゃんは彼のカフェで本を読み、たくさんの話をして時間を過ごす。
 そして、夏休みの最終盤。ハナちゃんは香川から東京に帰る直前に、アオイおじさんに自分の本当の名前を伝える。夏に咲く自分と同じ名前の花を見るたびに、この夏の出来事を思い出してほしいと心の中で願いながら。

補足:
フランソワーズ・サガンの名作小説・『悲しみよ こんにちは』のオマージュのつもりで創作しました。
同書はフランスの避暑地でひと夏の恋と喪失を経験する少女の瑞々しい物語ですが、『花の名前』は現代の香川でひと夏を過ごす少女の物語です。

また、タイトルである『花の名前』は、川端康成の小説集の「掌(たなごころ)の小説」収録の短編小説、『化粧の天使達』の一説から引用しています。
”別れる男に、花の名前を一つは教えておきなさい。
花は毎年必ず咲きます。”

『花の名前』は、原稿用紙40枚の短編バージョンと、330枚の長編バージョンがあります。
こちらは長編バージョンとなります!
短編バージョンは別サイトに掲載しているので、こちらもぜひご覧ください♪

表紙のイラストは「いちごもち様(Insta: ichi_gomochi)」の作品です✨
アンニュイな感じがとても好きです。

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アルファポリス
アルファポリス2022/07/05
  • 現在の作品花の名前 (長編バージョン)