あらすじ
VR MMO《GALAXY EXPLORER》は宇宙をテーマにした人気ゲームだ。
発売から10年、プレイヤーも減り、今では過疎サーバーだらけとなっているが、自由度の高さを気に入っていたライトユーザーの《レイ》は誰もいないサーバーで1人プレイしていた。
何時間かのプレイの後、ログアウトしようとした時に何故かメニュー画面からログアウトの項目が無くなっていた事に気づく。
ただのバグだと思い、ヘルメット型のVR機器を外して強制終了しようとしたが、自身の頭にヘルメットはなかった。
レイが慌てて周囲を見回すと、街のNPCキャラクター達が見た事もない動きをしている事に気づく。
日常的な会話をし、自由に行動し、戸惑うレイを心配して声をかけてくる者までいた。
そんな信じられない状況に混乱しながらも、レイはゲーム内の自分の家へと走った。
落ち着いて状況を整理するために見慣れた自分の家に入った時だった。
「おかえりなさい、ご主人様」
中から声が聞こえてきた。
声の主を確かめると、そこには自分のNPCサポートユニットであるロボ娘の《琴》がいた。