あらすじ

二○六八年の近未来。 女子大生・牧浦(まきうら)美鈴(みれい)は喘息持ちの妹の身を案じた家族と共に、山間に佇む古民家へ越してくる。霊感体質の美鈴は庭に放置された廃車に霊気を感じ、間もなく不快な怪現象に襲われるようになる。同じ大学に通う恋人に相談すると、歴史ある陰陽師の家系の女学生を紹介され、彼女との交流が始まる。 一方で美鈴の弟は学校帰りに、家の過去を知ると語る若い警官に私的に接触され、床下から幼女の遺体が発見された家の忌まわしい過去を聞かされる。 怪現象は日に日に加速し、家族もその存在に徐々に気付き始めたころ、個人的に家にまつわる怪異を調査していた美鈴はこの家の過去の真相に漕ぎ着け、縋るような思いで陰陽師の元へ行くも女学生から前住人が自分と近しい人間という衝撃の事実を明かされる。家と自分、過去と因果。 前の住人と、若い警官と、庭に捨てられた廃車、夜ごとに起きる怪現象の繋がり。 複雑な関係性が明らかになったとほぼ時を同じくして、本当の絶望が彼女に突き付けられるのだった。

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小説を読もう2023/07/30
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