あらすじ
世田谷区成城7丁目で、人知れず一人の男が刺殺された。
ホシは、佐久間警部の部下で捜査一課に所属する井上太郎であり、十年の時を経てこの男への復讐を果たしたのだった。
人生の全てを賭け、何故、執拗に殺人を行わなければならなかったのか?
捜査一課に配属され、目の当たりにする難事件を解き明かしていく佐久間警部の手腕。中途半端な計画では間違いなく佐久間警部に看破され、足がつく。
そこで、井上太郎は約三年に渡り、念入りに準備をするのであった。
井上太郎と被害者を巡る十年以上の確執。捜査が進展する中、見え隠れする男の素性。真横から見る捜査状況と身に降りかかる精神的な追い込み。そして、完全犯罪と過信する中での佐久間の罠。
自分がホシでありながら、被害者の素性を一緒に捜査する中で明らかになっていく真実。真相を暴く過程で、さらにもう一つの真実が判明し、事態は急展開をみせる。
犯人目線から、捜査一課と佐久間警部はどう見えるのか、一味違う作品。